本読みの備忘録

ポチポチと読んだ本の感想を書き留めております。

鬼を待つ   あさの あつこ著

大好きなシリーズの最新作 図書館の順番が回ってきて ようやく読めました おなじみの方々に加えて 新たなる登場人物登場!! 1人は、この先、どうからんでくるのか? もう1人は、この先、再登場はあるのかなぁ… 新作出たら読んじゃうんだろうなぁ 清之介って…

夜の谷を行く   桐生 夏生著

昭和の時代に 暴力で革命を起こすことを 真剣に実現しようとした若者がいた 理想は美しかったのでしょうね 実際に起きたことは 仲間内でリンチ殺人 後の時代の人間が 後の時代の倫理を振りかざして どうこう言うのは 後出しじゃんけんのように ずるいことな…

記憶屋0 織守 きょうや著

映画 記憶屋が話題になり 原作を読んでみようと 図書館に予約したのは冬でした コロナ騒ぎで ずーーーーーーーっと休館 図書館再開して 第1冊めがこの本でした! 読みやすかったです。 あっという間に読めました。 記憶屋の前日譚です。 うーん… 記憶屋から…

響野階段    織守 きょうや著

短編集というより ショートショートという感じです。 怪異の正体が明かされないので ぬるっとした感じの いやぁな読後感が 読んでいる間中纏わりついてくる感じでした。 この先、ネタバレ 父子の会話でほっこりさせといて どんな終わり方するんですかー!! …

魔性の子   小野不由美著

再読 読んでいて こんなに辛い話だったかぁと・・・ 小野先生、読み手の追い込みっぷりが鬼です(涙) 人はどんどん死んでくし 高里くんは追い詰められてくし ラストだって・・・ この先、ネタバレ含みます 血の穢れダメなの知らないからねぇ 成長期の息子に…

黄昏の岸 暁の天   小野不由美著

読んだことないと思っていたのですが 読んでいて あれ?再読???となりました まぁ、10年以上まえなので ほぼ新作として読みました。 白金の墟 玄の月が 民衆の苦悩を描き続けたのに対し こちらは 王宮内部 王と麒麟とそれを取り巻く人々が それぞれの立場…

風の海 迷宮の岸   小野不由美著

十二国記 白銀の墟 玄の月を読んだら 読みたくなりました。 再読です。 泰麒、可愛い 総出で愛されまくりで なごむ~ この幸せがずーーーーーーーっと続けばよかったのに 将来を思うと 幼い泰麒の愛らしさが尊い! さて、こうなったら 黄昏の岸 暁の天を読ま…

十二国記 白銀の墟 玄の月   小野不由美著

面白かったけど長かった さすが小野先生 どこまでも読み手を追い込みますよねぇ 読んでいて いつ果てるとも入れない 惨状と窮状に 疲労感半端ないです。 ちょっとネタバレ臭くなります 驍宗様、生きているとは信じておりましたが 本当に登場しないんだもの …

営繕かるかや怪異譚その弐  小野不由美著

1作目が、怖くて面白かったので 今回も図書館の順番がまわってくるのが楽しみでした。 6作の短編集です。 一つ一つが味わい深い物語でした。 この先、ネタバレ臭いです 芙蓉花 怖かった!! 文句なく怖い話です かるかやさん登場するも もう取り込まれちゃっ…

黒武御神火御殿   宮部 みゆき 著

待ってました!三島屋変調百物語!! 黒白の間の聞き手がおちかから富次郎に代わって 辿り着いてくる話も変わってきましたねぇ それにしても 前作の開けずの間といい 今作の泣きぼくろ 姑の墓といい 家族の話が怖い… 表題作が一番の長編でしたが 一気読みで…

歌舞伎町ゲノム   誉田 哲也 著

久しぶりの歌舞伎町シリーズ 面白くてさくさくっと読んじゃいました。 相変わらず殺し方はえぐいです。 新メンバー加入に受難ですねぇ と 思わず笑っちゃいました。 改竄御法度が一番のお気に入りかなぁ セブン流の一件落着!でした。 土屋昭子視点の話も合…

氷獄   海堂 尊著

あのバチスタスキャンダルの後日譚! 期待して読んだのです。 一冊丸ごと氷獄だと思ったので 読み始めて??? 短編集でした。 まぁ、勝手な思い込みが外れただけのことでして 内容は面白かったです。 星宿もよかったのですが やっぱり表題作が読み応えあり…

熱帯   森見 登美彦著

前半、面白くって引き込まれたのですが 後半は、物語の世界をぴっぱり回されて 頭の中が迷宮のようでした。 千夜一夜物語の世界さながらに 物語が次々入れ子状に展開していき まさに「世界の中心に謎がある」なのでした。 迷宮の中を迷いに迷ったまま なんだ…

宝島   真藤 順丈著

沖縄の事を何にも知らなったんだなぁと 思い知らされる1冊でした。 日本で唯一の地上戦の地 ひめゆり学徒隊 集団自決 沖縄返還 基地問題 ニュースで耳にする言葉で なんとなく知ってるつもりだったけど 何にも知らなかった 戦果アギヤー フィクションなのか…

とっりんぱらりの風太郎   万城目 学著

万城目ワールド大好き!なのですが しゅららぽんやモルホーが大好きなので 読み始めて?と 本当に万城目先生???と感じつつ読み進めていきました。 読み終わって感想は 面白かったです でもね、切ない 一人一人の生き方の貫き方が 胸に迫ってきました。 万…

沈黙のパレード   東野 圭吾著

よーやく図書館の順番が回ってきて 読み始めたら やっぱり面白かったです。 ガリレオ先生、お久しぶりです。 犯人逮捕で一件落着とみせかけて でもさぁ、残りページがまだありすぎない? なんて思っていたら やっぱり、もう一ひねり!! 先生ってなんだかん…

死神の精度  井坂 幸太郎著

井坂さんの作品を初めて読みました。 文体に慣れない?ためか なかなか読み進められなくて 途中投げそうになりながら読んでいるうちに ラストの死神対老女はさくさくと読んでいました。 死を扱う物語ですが 湿度がなくて乾いた印象です。 一見つながりのない…

さよならの儀式   宮部 みゆき著

宮部さんのSF・・・ 星新一みたいねテイストでした。 お気に入りは 戦闘員 聖痕は読んだことがあるなぁと 初出の本は読んだ覚えがないので どこで読んだやら・・・

読んだ本まとめ

童の神 今村 翔吾著 いつの世も差別はむごいものだけれど 現代は平安よりましと童たちに 胸を張って言えるかと考えつつ読了しました。 ノースライト 横山 秀夫著 小説の中に出てくる「時を刻む家」を見たい!! 建築の知識が足りな過ぎて 自分の頭の中にどん…

 よろしくお願いいたします

ヤフーブログから引っ越してまいりました。 どうぞ、よろしくお願いいたします。 引っ越し作業中 読んだ本 まとめ 誉田 哲也著 ハング 歌舞伎町セブン 歌舞伎町ダムド 硝子の太陽 ルージュ 硝子の太陽 ノワール 歌舞伎町シリーズは、人がいっぱい死にますね…

国境事変

ジウ最終話から2年後の事件 今回は公安が描かれています うーーーーーーん 感想難しい ただのストーリーとしてなら 面白いんだけど 在日の人がこれを読んだらどう思うんだろう・・・ まぁ、ハリウッドでも ロシアとか 中国とか アラブ系の人とか ものすごい…

ジウ Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ   誉田 哲也著

誉田さんの姫川シリーズが好きで 硝子の太陽を読もうとしたら ジウシリーズとクロスしているということを知り 硝子の太陽を読むために まずはこの3冊を読みました。 面白かったです。 一気に読めました ただ、暴力シーンは半端なかったです さすが誉田ワール…

今昔百鬼拾遺 鬼   京極 夏彦著

京極先生最薄本!ということで サクッと読めました でもでもでも やっぱり前半は眠くなったり・・・ 後半一気にたたみかけるような展開は さすがの京極ワールドなのです!! 美由紀ちゃん、カッコいい♡ 絡新婦読み返したくなりました

十二人の死にたい子どもたち   冲方 丁著

テレビで映画の予告を見て 原作を読んでみようと手に取りました。 登場人物が多いので 最初は誰が誰やら・・・と思ったのですが 読んでいるうちに それぞれの個性が際立ってきて 面白く読み進めていくことができました。 この先、ネタバレ臭いです。 ご注意…

楽園のカンヴァス   原田 マハ著

原田マハさんの作品は初めてです 表紙にもなっている「夢」という絵画は見覚えがあるのですが アンリ・ルソー?誰それ??状態で読み始めました いやぁ面白かった!! 今まで美術展でさくさく通り過ぎてきた自分を説教したい 読み終わった私も アンリ・ルソ…

考える日本史   本郷 和人著

歴史を知っているだけでを満足せずに 考えることを大切にしようよ という1冊でした 本郷教授の本を読むのは2冊目ですが ところどころに 前にも読んだなと思う個所はありました でも、知っているから考える視点というか じゃ、自分はこれについてどう考えて…

麒麟児    冲方丁著

ネタバレ臭いです 未読の方で 読んでない本の情報は 知りたくない方 ご注意ください 表紙は二人の麒麟児なのですが 江戸城無血開城をはたした勝海舟と 彼の目を通して語られる もう一人の麒麟児 西郷吉之助の物語でした。 勝さん大活躍なんですけど いろいろ…

鬼   今邑 彩 著

よもつひらさかが面白かったので 今邑さんの短編集をもう1冊 相変わらず 落ちは読めるのですが その後もう一ひねりあったり 落としどころにたどり着くまでの過程に うならされたりして 面白く読めました。 今度は長編を読んでみようかな

よもつひらさか   今邑 彩 著

ホラーあり ミステリーありの 短編集でした サクサク読めて面白かったです 落ちが読めてしまう話もあったのですが そこまでどう持っていくのかを楽しめました 表題作がお気に入りです

日本型組織の病を考える   村木厚子著

とても読みやすい本でした そして、読んでいて 気持ちが前向きになっていく一冊でした 郵便不正事件で逮捕・起訴され (のちに冤罪が立証されますが) 警察・検察に対し もっと怒りを向け糾弾してもいいのに 糾弾するだけでは組織はよくならないと言い切れる…