本読みの備忘録

ポチポチと読んだ本の感想を書き留めております。

熱帯   森見 登美彦著

前半、面白くって引き込まれたのですが

後半は、物語の世界をぴっぱり回されて

頭の中が迷宮のようでした。

千夜一夜物語の世界さながらに

物語が次々入れ子状に展開していき

まさに「世界の中心に謎がある」なのでした。

 

迷宮の中を迷いに迷ったまま

なんだか、外に出られたけれど

何にも謎は解けてなくて

でも、読み終わったことに満足な1冊でした。