本読みの備忘録

ポチポチと読んだ本の感想を書き留めております。

日記

国境事変

ジウ最終話から2年後の事件 今回は公安が描かれています うーーーーーーん 感想難しい ただのストーリーとしてなら 面白いんだけど 在日の人がこれを読んだらどう思うんだろう・・・ まぁ、ハリウッドでも ロシアとか 中国とか アラブ系の人とか ものすごい…

ジウ Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ   誉田 哲也著

誉田さんの姫川シリーズが好きで 硝子の太陽を読もうとしたら ジウシリーズとクロスしているということを知り 硝子の太陽を読むために まずはこの3冊を読みました。 面白かったです。 一気に読めました ただ、暴力シーンは半端なかったです さすが誉田ワール…

今昔百鬼拾遺 鬼   京極 夏彦著

京極先生最薄本!ということで サクッと読めました でもでもでも やっぱり前半は眠くなったり・・・ 後半一気にたたみかけるような展開は さすがの京極ワールドなのです!! 美由紀ちゃん、カッコいい♡ 絡新婦読み返したくなりました

十二人の死にたい子どもたち   冲方 丁著

テレビで映画の予告を見て 原作を読んでみようと手に取りました。 登場人物が多いので 最初は誰が誰やら・・・と思ったのですが 読んでいるうちに それぞれの個性が際立ってきて 面白く読み進めていくことができました。 この先、ネタバレ臭いです。 ご注意…

楽園のカンヴァス   原田 マハ著

原田マハさんの作品は初めてです 表紙にもなっている「夢」という絵画は見覚えがあるのですが アンリ・ルソー?誰それ??状態で読み始めました いやぁ面白かった!! 今まで美術展でさくさく通り過ぎてきた自分を説教したい 読み終わった私も アンリ・ルソ…

考える日本史   本郷 和人著

歴史を知っているだけでを満足せずに 考えることを大切にしようよ という1冊でした 本郷教授の本を読むのは2冊目ですが ところどころに 前にも読んだなと思う個所はありました でも、知っているから考える視点というか じゃ、自分はこれについてどう考えて…

麒麟児    冲方丁著

ネタバレ臭いです 未読の方で 読んでない本の情報は 知りたくない方 ご注意ください 表紙は二人の麒麟児なのですが 江戸城無血開城をはたした勝海舟と 彼の目を通して語られる もう一人の麒麟児 西郷吉之助の物語でした。 勝さん大活躍なんですけど いろいろ…

鬼   今邑 彩 著

よもつひらさかが面白かったので 今邑さんの短編集をもう1冊 相変わらず 落ちは読めるのですが その後もう一ひねりあったり 落としどころにたどり着くまでの過程に うならされたりして 面白く読めました。 今度は長編を読んでみようかな

よもつひらさか   今邑 彩 著

ホラーあり ミステリーありの 短編集でした サクサク読めて面白かったです 落ちが読めてしまう話もあったのですが そこまでどう持っていくのかを楽しめました 表題作がお気に入りです

日本型組織の病を考える   村木厚子著

とても読みやすい本でした そして、読んでいて 気持ちが前向きになっていく一冊でした 郵便不正事件で逮捕・起訴され (のちに冤罪が立証されますが) 警察・検察に対し もっと怒りを向け糾弾してもいいのに 糾弾するだけでは組織はよくならないと言い切れる…

テンペスト(上・下)  池上永一著

県民投票がニュースで頻繁に取り上げられるようになった 先月の中旬ごろ手に取った二冊でした。 琉球王朝末期を舞台にした物語は 登場人物、一人一人の個性が際立っていて 面白く読み進められました。 冊封という制度 聞得大君に代表される宗教の在り方など …

ミスト   池井戸 潤著

図書館で見つけ手に取りました。 七つの会議や 下町ロケットなどの 池井戸ワールドからは異色の小説に感じました。 かなり初期の作品みたいですねぇ。 伏線はあるのですが 回収できているかなぁ・・・と感じる部分もありました 前半は面白かったんですけどね…

七つの会議   池井戸 潤著

映画化ということで 手に取りました。 面白かったです。 1編ごとに一人の人に焦点があたり その一人一人に 思うところがあり 歯を食いしばり あがき続けて生きている まぁ、一癖も二癖もある人ばかり 次々出てくるのなんのって(笑) 読み応えのある一冊でし…

日本史の内幕   磯田 道史著

古文書を読み解き 日本史の謎に迫る! 謳い文句に期待して読んだのですが うーん・・・ もっと突っ込んだ話を期待していたんですが 新聞に掲載したエッセイをまとめた本だったみたいで 食い足りない感が大きいです 決して面白くなかったわけではなく すらす…

迷い家   山吹 静吽著

図書館で表紙に惹かれ手に取った一冊です。 一部は面白く読みました。 二部に入るとなんだか・・・ 広げた風呂敷を畳みきれてない感が残りました。

蒲生邸事件   宮部みゆき著

二・二六事件について 主人公並みにしか知識のない私ですが 面白く一気に読めました。 タイムトラベル物なのですが 世間知らずの若造の成長物語でもあり 読み進めていくうちに 主人公の好感度がUPしていきました。 長いエピローグが しみじみと胸にしみる …

おやすみ、こわい夢を見ないように   角田 光代著

誰でもふと心にわく憎悪 しばらく心にわだかまっても 半日もすると忘れちゃうような そんな憎悪が肥大化して 悪意となって… 全編を通じて もやもやとした感覚になりました

鬼の跫音

後味の良くない話が6つ でも、決して面白くないわけじゃないんです。 特に第2話! 解説で京極夏彦さんが 本書は過去に復讐される人でなしどもの物語である この一言が、本書の正鵠を射ていると 深くうなずいたしだいです。

岡本綺堂   (ちくま日本文学)

半七捕り物長 怪奇物 戯曲 と 代表的な作品が網羅されていて 幅広い活動をしていた事が よくわかる一冊になっています。 戯曲が面白かったです。 歌舞伎の舞台で 実演されているのを見てみたいと思いました ただ、歌舞伎高いんだすよねぇ おいそれとは見に行…

呼び覚まされる霊性の震災学   金菱 清(ゼミナール)編

東北大学のゼミ生による フィールドワークを基にした論文集です。 自らも被災しながら 震災と人の関わり方を 見出そうとする姿勢に 頭が下がりました。 第五章 共感の反作用を 特に興味深く読みました。 震災後、大きく取り上げられた東北3県に比べ 千葉・茨…

人魚の眠る家   東野 圭吾著

映画化のCMを見て 読んでみようと思いました。 さすが東野さんです! 一気に読んでしまいました。 ここからネタバレ臭いです ご注意を 脳死という重い命題を いろいろな立場の人の視点を使って 立体的に描きだしていると思いました。 主人公ともいえる母親…

昭和史の10大事件   宮部みゆき×半藤一利

対談で語られる昭和の事件の 一つ一つが面白く 一気に読めました。 昭和金融恐慌 二・二六事件 大政翼賛会と三国同盟 東京裁判 など 歴史の授業などで ワードは耳にしていても 実のところよくわかっていない事が 改めてよく分かった一冊です。 これを機会に …

軍事の日本史   本郷 和人著

テレビでお見掛けする本郷先生の本です。 戦をロマンではなく 数字で読み解こうという試みが 私には斬新で へぇーと思うことの多い一冊でした。

宮部みゆきの江戸怪談散歩    宮部みゆき責任編集

平成お徒歩日記のような内容だと思って 手に取ったのですが、ちょっと違いました。 宮部さんの江戸ものが大好きで 読んだことのある作品が 取り上げられているので 楽しく読めたのですが 知らない方が手に取ると う~ん…となるかもです。 もちろん 後半に 取…

火のないところに煙は   芦沢 央著

一気読みでした! 途中で読むの止められなかったです。 不気味な話を集めた本ということで読んでのですが 私には、怖かったですよぉ ホラーの定義がよくわかってないのですが ホラーじゃん!!!と思いました。 こっからネタバレあります ご注意ください 怖…

目の見えない人は世界をどう見ているのか   伊藤亜紗著

見えない人の感覚器官の使い方が 見える人といかに違うかという件が とても面白かった。 見える人と見えない人が 一緒に鑑賞する美術展は とっても面白そうで 参加したくなりました。

バッタを倒しにアフリカへ   前野 ウルド 浩太郎著

新聞の書評で見かけ どんな本だろうと手に取りました。 とっても面白かったです。 あんまりネタバレとか関係ない本のような気もしますが 読んだことのない本の内容は 1mmたりとも知りたくない方 Uターンをお願いします バッタの研究をする昆虫学者になり…

犯人に告ぐ2    雫井 脩介著

前作とは趣が異なり 犯人側の視点が多く 思わず感情移入しちゃいました。 三作目、あるのかなぁ 警察側は 相変わらず、上司はパワハラだし 人間関係ドロドロしてます この先、微妙にネタバレ感があります 本人兄弟を応援してました。 そんなわけないのですが…

犯人に告ぐ   雫井脩介著

第一の事件で大失態を起こし 忸怩たる思いを抱えて 犯人逮捕だけに執念を燃やす巻島の 腹の座り具合が見事でした。 後半からは一気にたたみかける展開で あれよあれよと犯人が逮捕されて 面白かったのですが 呆気なさも感じるラストでした。 正直、途中ちょ…

プラチナデータ 東野圭吾著

面白かったです。 街頭監視カメラが登場したあたりに 同じような気味悪さを感じた世代なので 少し先の物語というより 今、あってもおかしくない話だよなぁと感じました。 街頭監視カメラも今や 防犯カメラと呼ばれ あることが前提の世の中ですものねぇ 様々…