本読みの備忘録

ポチポチと読んだ本の感想を書き留めております。

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

東亰異聞   小野 不由美 著

怪奇物かと思ったら ミステリーチックになり ラストは… 明治の御代に 怪しい者たちが跋扈する 首都の闇を 絢爛豪華な一族の悲しい物語が彩る そんなお話でございました 最後にネタバレチックな余計な一言 初子さま ひどい

護られなかった者たちへ

憲法で保障された 健康で文化的な最低限度の生活 本来なら 必要な人すべてが受け取る権利があるのに パイの大きさはあらかじめ決まっていて 食い荒らす者がいて 護られるべき命が失われていく 豊かな国のはずなのに 「おにぎりが食べたいと」書き残して 餓死…

教場2   長岡 弘樹 著 

テレビドラマ教場2を見た後だったので 風間教官が脳内で木村さんに変換されました ドラマと同じだったり違っていたり そんなところも面白く読みました

朝が来る   辻村 深月 著

生みの母と 育ての母の対立や葛藤の物語なのかと 読み始めたのですが 想像を裏切られました しかも良い方に! サクサク読めましたが 内容は重く ひかり篇の途中からは 痛ましすぎて読み進めるのが辛かった 朝が来るというタイトルが胸に響く ラストでありま…

教場0   長岡 弘樹 著

風間教官がまだ刑事として 新人刑事の教官をしていた頃の話 最初に犯人が明かされるストーリーなので わずかに残る手がかりや 現場で感じた違和感 そして風間ヒントで 新人刑事が犯人を どう追い詰めていくかが 短編の中にぎゅっと詰まっています 指輪のエピ…

希望の糸   東野 圭吾 著

そうそうに犯人が捕まって この先どうなるんだろう?と思いつつ 一気に読み切りました 読み終わってみれば なるほどの結末 さすが東野先生ですね ラストは爽やかなのですが 犯人の半生が痛ましくて… 希望という名の糸は 切れても切れてもつながりを求め 殺さ…

きたきた捕物帖   宮部 みゆき 著

北一と喜多治できたきた 少年の成長譚で 人情物で 江戸深川が舞台毒れば 宮部先生の独壇場だなぁと 懐かしの名前が出てきたり 思い当たる人物が語られたり 続編がでしかたありません