本読みの備忘録

ポチポチと読んだ本の感想を書き留めております。

2020-01-01から1年間の記事一覧

クスノキの番人  東野 圭吾 著

さすがは東野さんです ぐいぐい引き込まれました。 東野さんのスピリチュアル系は初読なのですが 良いですねーーーー 祈願じゃなくて 祈念の意味が 主人公と共に理解できていって 爽やかでありながら うん。たぶんね 人を1人看取るって そんなに甘くも綺麗で…

つけ火の村   高橋 ユキ著

うーーーーーん よく取材されてると思うんだけど 結局、真実と呼べるものには 辿り着けていないなぁというのが 読後の率直な感想です。 田舎の狭いコミュニティで 人の噂話の毒… 育った地域を思い出しました。 私は、田舎暮らし無理だなぁ

悪徳の輪舞曲   中山 七里著

はぁぁぁぁ・・・ とうとう実の母と妹登場でした。 このシリーズは 加害 被害 贖罪 裁判 弁護 などなどなど 考えないではいられないので 今回も、どっぷりとグルグル思考の渦の中にはまりつつ 終盤の怒涛の展開に引き込まれた感じです。 なんかね 誰も救われ…

恩讐の鎮魂歌   中山 七里 著

ぐいぐい引き込まれました。 冒頭の海難事故と 現在がつながるのはお約束として そうきたか!と たたみかける展開に 一気読みでしたね。 最後の手紙に 私も文字がにじみました。

さよならドビュッシー   中山 七里 著

図書館で見つけて手に取った1冊 冒頭の火災から16歳の身に 過酷な運命だなぁと思いつつ お金持ち設定だから なんとかなってるんだなぁ やっぱりお金大事よねぇ なんて思いながら読みました。 ピアノの演奏場面は もう圧巻というか ピアノってこうやって弾い…

贖罪の奏鳴曲   中山 七里著

主人公の弁護士は 14歳で事件を起こし… 実際に起きた事件を 想起するような設定にひかれて 思わず手に取りました。 主人公の過去を追いながら 現在もきっちり展開していくストーリー ぐいぐい引き込まれました。 贖罪の奏鳴曲 なるほどな題名でしたね。 読み…

光圀 古着屋総兵衛 初傳   佐伯 泰英著

シリーズ物のエピソード0でした。 シリーズの前日譚は 最初に読むもんじゃないですねぇ。 初めて読む作家さんで 初めて読むシリーズで この世界に入り込めなかったなぁ。 光圀物、楽しみに読んだんですけどねぇ。

ポースケ   津村 記久子著

「ポトスライムの舟」5年後の話 ということで読んでみました。 取り立てて大きな出来事が起きるわけでなく 何か解決していくわけでもない 現実は厳しくて それでも登場人物の一人一人が 一生懸命生きていて ほんの少し明るい兆しを感じる日もある 人生には一…

ポトスライムの舟   津村 記久子著

文庫本の裏表紙のあらすじの最後に 働くことを肯定したくなるという一文があって 読んでみようと手に取りました。 読んでいる間 私、働くことが嫌なんだなぁと しみじみと実感… 一日8時間以上の時間を売って 一か月食べて寝て着て生きて それに必要な物を手…

記憶屋   織守 きょうや著

うーーーーーん 映画のcmで興味を持ち 切ない 泣けるの前評判で 図書館で予約し ようやく順番が来て読んではみたものの 私には 受け付けなかったなぁ 自分の意志と関係なく 記憶を勝手に書き換えられる主人公が ひたすら気の毒でしかない ラストは ただた…

闇医者おゑん秘録帖   あさの あつこ著

いつの世も 身ごもって子をなすことに リスクは付きまとううんだよなぁ 読み始めて 堕胎医者の話かぁ 苦手なの引き当てちゃったなぁと後悔したのですが (いやいや闇医者で気づけよ 自分‼) 読んでいて、そんなに嫌な感じがしなかったのは おゑんの人となり…

鬼を待つ   あさの あつこ著

大好きなシリーズの最新作 図書館の順番が回ってきて ようやく読めました おなじみの方々に加えて 新たなる登場人物登場!! 1人は、この先、どうからんでくるのか? もう1人は、この先、再登場はあるのかなぁ… 新作出たら読んじゃうんだろうなぁ 清之介って…

夜の谷を行く   桐生 夏生著

昭和の時代に 暴力で革命を起こすことを 真剣に実現しようとした若者がいた 理想は美しかったのでしょうね 実際に起きたことは 仲間内でリンチ殺人 後の時代の人間が 後の時代の倫理を振りかざして どうこう言うのは 後出しじゃんけんのように ずるいことな…

記憶屋0 織守 きょうや著

映画 記憶屋が話題になり 原作を読んでみようと 図書館に予約したのは冬でした コロナ騒ぎで ずーーーーーーーっと休館 図書館再開して 第1冊めがこの本でした! 読みやすかったです。 あっという間に読めました。 記憶屋の前日譚です。 うーん… 記憶屋から…

響野階段    織守 きょうや著

短編集というより ショートショートという感じです。 怪異の正体が明かされないので ぬるっとした感じの いやぁな読後感が 読んでいる間中纏わりついてくる感じでした。 この先、ネタバレ 父子の会話でほっこりさせといて どんな終わり方するんですかー!! …

魔性の子   小野不由美著

再読 読んでいて こんなに辛い話だったかぁと・・・ 小野先生、読み手の追い込みっぷりが鬼です(涙) 人はどんどん死んでくし 高里くんは追い詰められてくし ラストだって・・・ この先、ネタバレ含みます 血の穢れダメなの知らないからねぇ 成長期の息子に…

黄昏の岸 暁の天   小野不由美著

読んだことないと思っていたのですが 読んでいて あれ?再読???となりました まぁ、10年以上まえなので ほぼ新作として読みました。 白金の墟 玄の月が 民衆の苦悩を描き続けたのに対し こちらは 王宮内部 王と麒麟とそれを取り巻く人々が それぞれの立場…

風の海 迷宮の岸   小野不由美著

十二国記 白銀の墟 玄の月を読んだら 読みたくなりました。 再読です。 泰麒、可愛い 総出で愛されまくりで なごむ~ この幸せがずーーーーーーーっと続けばよかったのに 将来を思うと 幼い泰麒の愛らしさが尊い! さて、こうなったら 黄昏の岸 暁の天を読ま…

十二国記 白銀の墟 玄の月   小野不由美著

面白かったけど長かった さすが小野先生 どこまでも読み手を追い込みますよねぇ 読んでいて いつ果てるとも入れない 惨状と窮状に 疲労感半端ないです。 ちょっとネタバレ臭くなります 驍宗様、生きているとは信じておりましたが 本当に登場しないんだもの …

営繕かるかや怪異譚その弐  小野不由美著

1作目が、怖くて面白かったので 今回も図書館の順番がまわってくるのが楽しみでした。 6作の短編集です。 一つ一つが味わい深い物語でした。 この先、ネタバレ臭いです 芙蓉花 怖かった!! 文句なく怖い話です かるかやさん登場するも もう取り込まれちゃっ…