本読みの備忘録

ポチポチと読んだ本の感想を書き留めております。

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

麒麟児    冲方丁著

ネタバレ臭いです 未読の方で 読んでない本の情報は 知りたくない方 ご注意ください 表紙は二人の麒麟児なのですが 江戸城無血開城をはたした勝海舟と 彼の目を通して語られる もう一人の麒麟児 西郷吉之助の物語でした。 勝さん大活躍なんですけど いろいろ…

鬼   今邑 彩 著

よもつひらさかが面白かったので 今邑さんの短編集をもう1冊 相変わらず 落ちは読めるのですが その後もう一ひねりあったり 落としどころにたどり着くまでの過程に うならされたりして 面白く読めました。 今度は長編を読んでみようかな

よもつひらさか   今邑 彩 著

ホラーあり ミステリーありの 短編集でした サクサク読めて面白かったです 落ちが読めてしまう話もあったのですが そこまでどう持っていくのかを楽しめました 表題作がお気に入りです

日本型組織の病を考える   村木厚子著

とても読みやすい本でした そして、読んでいて 気持ちが前向きになっていく一冊でした 郵便不正事件で逮捕・起訴され (のちに冤罪が立証されますが) 警察・検察に対し もっと怒りを向け糾弾してもいいのに 糾弾するだけでは組織はよくならないと言い切れる…

テンペスト(上・下)  池上永一著

県民投票がニュースで頻繁に取り上げられるようになった 先月の中旬ごろ手に取った二冊でした。 琉球王朝末期を舞台にした物語は 登場人物、一人一人の個性が際立っていて 面白く読み進められました。 冊封という制度 聞得大君に代表される宗教の在り方など …